チームブルーの挑戦:4/3-③

新5年生を投入しての、後半戦、予想通りブルーチームが大きく変わりました。

前半は、シュートもなく、終始守勢を強いられた状況が続きましたが、後半に入り、
幾度と無く惜しいチャンスがやってきます。

新5年生トリオが、右サイドから攻撃を仕掛け、中央、逆サイドの新6年生に、
決定的なパスを供給します。

しかし。。。
新6年生が、そのチャンスを決めきることが出来ません。
ここでも、やはり彼らの弱点が顔を出してしまいます。

スタートして10分、押し込む展開が続きましたが、チャンスに決めきれない状況が続くと、
新6年生の気持ちの弱さが出てきました。
意欲的にボールに絡む姿勢が足りなくなり、走力も減り、声も少なくなりました。
勝とうという気持ちを、自分達で維持することが出来なくなっています。

チームとしてのモチベーションが下がり、再び、押し込まれる場面が目立ち始めました。
こうなると、個々の技術では確実に劣る彼らに、最後まで跳ね返す力は、残念ながらありません。

後半10分までは、必死に体を張り、最後まであきらめない姿勢を見せてくれていただけに、
チャンスで決めきることがいかに大切なことかを、改めて教えられた気がします。
この辺りは、声も含めてのベンチワークの大切さも学んでいかなければと思います。

さて、新5年生を投入し奮起を促したブルーチームですが、ここで気持ちの入ったパフォーマンスを
見せてくれたのは、限られた時間を与えられた新5年生でした。

彼らは、10分という短い時間で結果を出さなければ、交代させられてしまう。
そんな想いで必死に戦っていたことと思います。

そんな新5年生の姿に、ベンチも動けません。

体を張り、グランドを走り回り、声でチームを鼓舞し、献身的なプレーを続ける新5年生。
決して一人の力が抜けているわけでもなく、一人で状況を打開できるわけではありませんが、
それでもひたむきに、必死に戦っているその姿は、見るものを引き付ける力がありました。

チームとして戦うために必要な姿。そんなプレーを見せてくれました。

後半戦、状況が変わるわけでもなく、逆に追加点を許す展開でしたが、我々は新5年生を使い続けました。
それは、結果にこだわったわけではなく、新5年生の献身的なプレーから、
新6年生に何かを感じとって欲しいと思ったからです。

そこで、ベンチに座る新6年生に、そのことを伝えます。
最後まで戦い続けた新5年生のその姿に、きっと感じるものがあったことと思います。

試合後も、みんなの前でそれは明確に伝えました。
”君達のあるべき姿。うまい、ヘタではないんだよ。”
”また、一歩ずつがんばろう!!”と。

こうして、ブルーチームの公式戦初戦は、貴重な経験と共に、多くのことを得る機会となりました。

これから1年。
コツコツと積み重ねていけたらと思います。

試合後のブルーチームですが、やり足りないということで、午後から急遽練習に^^;
日が暮れるまで、ボールを蹴りましたが、みんなの元気のいいことときたら。。。^^;

大きな声もたくさん、楽しく、そして元気良く。
試合では、出せないパフォーマンスが練習では自然に出てきます^^;

慣れない舞台で子供達のパフォーマンスを引き出してあげること。
これは、指導者としてのテーマでもあると思いますが。。。

難しい。。。^^;


同じカテゴリー(サッカー)の記事
険しい道のり...
険しい道のり...(2020-12-12 18:00)

5年生の覚醒。。。
5年生の覚醒。。。(2017-02-27 20:41)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
チームブルーの挑戦:4/3-③
    コメント(0)