8人制サッカーについて:⑥

さて今日は、8人制と11人制の”比較”をしてみたいと思います。
と言っても、ハンドブックに書いてあることなんですけどね^^;

※出場一人40分で換算、出場選手一人あたりの数値です。

①シュート数。
・11人制 :1.0回
・8人制  :3.3回

②ペナルティーエリア進入数
・11人制 :1.9回
・8人制  :4.0回

③シュートを打った人数
・11人制 :4.5人 チームの25%
・8人制  :7.5人  チームの42%
(1チーム登録18名の平均)

④プレー機会
・11人制 :15分
・8人制  :35分

実際に数値で見ると非常にわかりやすいデータですよね。
ただ、いろんなケースがあるので、一概にはこれが正解というのは言えないとは思いますが。。。

前の記事でも述べましたが、データからも、両チームのゴール前での攻防が増えているのは明らかですね。
日本の課題ですから、これは非常に大切なことだと思います。

そして、プレー機会が増えるということは、実際にボールに触ってプレーする時間が増えるということです。
これも、技術の向上には欠かせないことだと思います。

ここで述べられている8人制のメリットですが、

・ボールタッチの回数が多い ⇒ 技術力向上
・プレー回数が増える    ⇒ 判断する回数が増える
・観るものが減る      ⇒ 判断が明確になる
・ポジションによらず、攻守に関わることが出来る
              ⇒ サッカーの全体像を理解、関わることの習慣づけ
・ゴール前での攻防が増える ⇒ 日本の課題である得点力向上・守備力向上

とあります。

ただ単に、11人制から8人制に人数が変更になったということではなく、こうした目的を理解し、
選手にアプローチしていくことが大切なことなんだと思います。

得点力、守備力の向上、技術力、判断力の向上、育成年代にとって大切なもの。

それは、決して目の前の”勝利”ではないことが、よくわかると思います。

子ども達にとって、勝つことは非常に大切なことだと思います。
こだわることも、非常に大切なことだと思います。
なぜなら、その気持ちが選手のプレーに影響を与えるからです。

同じように、我々大人が勝利にこだわることも、選手のプレーに影響を与えます。
ただ、それは決していい方向ばかりではありません。

時には、マイナス方向での影響を与えることもあると思いますし、むしろ、その方が多いのかもしれませんね。

”選手の育成”

大切なものを見失わないようにしたいものですね。
それは、指導者だけだはなく、親としても非常に大切なことだと思います。

さて、次回は。。。
”8人制サッカーの概略説明”でしょうか。。。


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