最後のお弁当♪

少し間が空いてしまいましたが。。。^^;

忘れないうちに。。。


あの感動を。。。


5月のとある土曜日、例年通り、次男くんが通う小学校の運動会が行われました。

気がつけば次男くんも、早、6年生。

ということで、この運動会が、我が家族が揃う最後の運動会となりました。

運動会といえば、”家族で食べるお弁当”。

私は、そのことにずっとこだわりを持ってきました。

きっかけは、長男くん初めての運動会での出来事です。

いろいろと話しを聞いたり、情報を得たりする中で、私にとっては驚愕の事実が飛び込んできました。


・役員担当の母親は、忙しい?時間が無い?ので、親子共にお弁当を注文している。

・コンビニ弁当等をそのまま持ってくる家族も少なくない。

・お弁当を届けてくれる業者すらある。


まさに”青天の霹靂”、私にとっては信じ難い事実でした。


運動会のお弁当といえば、家族で過ごす大切な時間です。

そこに必要なのは、まさに親の愛情ではないでしょうか。

確かに、忙しい世の中、両親共に多忙な毎日を送っていることでしょう。

核家族化も進み、両親だけでは対応が出来ないことも増えているのも事実ですよね。

でも、でもですよ。

私の中では、そこだけは譲れないものがありました。

ということで、ならば自分で作ってやろうじゃないか♪

それが始まりでした。

以来、長男くんの2年間、二人での1年間、次男くんの2年間。

そして、長男くんの2年間、二人での4年間、次男くんの2年間。

延べ13年間に渡って、お弁当を作り続けてきました。

雨で延期になったこともありました。仕事でいけなかったこともありました。

それでも、お弁当だけは作り続けてきました。

初めの頃は、献立も、買物も、料理も、本当に苦労しました。

構想すること数週間。。。

前日からの下ごしらえに加え、当日の4時起きなんてことも普通でした。

なにもわからないんですから^^; 段取り悪いし^^;

でも、そのことを繰り返すことで、最近は、前日の献立、買物、そして、当日は2時間で仕上げることが出来るようになりました。

まぁ、キャラ弁のような細工が減ったこともあるんですけどね^^;

それでも、私にとっては、”楽しい運動会 家族でのお弁当”、その想いをたくさん込めてきたんですよね。

13年間、本当に、いい経験、いい思い出になりました。

機会がなくなってしまうことは寂しい気もしますが、その分、子ども達の成長を感じることが出来ることは、喜ばしいことだと思います。


”お前達、お父さん、がんばってきたんだぞ(笑”


そんな想いに応えるかのように、今年の運動会は、深い感動に包まれることとなりました。

小学校最後のリレー、次男くんは、アンカーに任命されました。

しかし、直前での捻挫^^; 当日は、足首を固定し、痛みをこらえての参加でした。

このアンカーのプレッシャーから、前日、そして、当日の朝と、緊張でごはんも満足に喉を通りません。

当日は、朝食も私の担当なので、急遽、サンドイッチを用意しました。

それを何とかお腹に入れ、次男くん、緊張の面持ちで出発です。

6年生ともなると、いろんな役もあり、運動会中大忙しです。

午前の部も終わり、みんなでの昼食♪ 楽しいひと時でした(^^♪


そんなこんなで、いよいよその瞬間はやってきます!!

”よ~~~~~いっ”。。。パンッ

乾いた音が、グランドに響き渡ります。

次男くんのクラスは、青ハチマキ。。。

スタートの混戦で、まさかの転倒!! なんと、大きく遅れてのスタートとなってしまいました。

この時点で、アンカーの次男くんの活躍の場は、残念ながら無くなってしまいました。

でも、そんな周囲の想いとは裏腹に、青ハチマキの選手、誰一人としてあきらめていません。

一人、また一人と走る度に、前との差を徐々に詰めていきます。

そして、遂にアンカー!!

前を走る二人とは、約半周の差があります。ほぼ同時にバトンを受けた赤ハチマキは、次男くんが学年一早いと言っていた子です。

さすがに、前二人との差は、もうどうしようもありません。

でも、赤ハチマキの子には、負けるな!! 見ているこちらも、思わず力が入ります。

しかし。。。

この後、予想をはるかに超える”ドラマ”が待っていたんです。

第二コーナーを過ぎ、直線で赤ハチマキの子をとらえた次男くんが、はるか前を行く二人を徐々に捉え始めたではないですか!!

抜かれた赤ハチマキの子も必死で喰らいつき、見る見る前との差が縮まります。

会場全体が、どよめきと共に、異様な雰囲気に包まれ始めました。

”まさか。。。!?”

その期待を背負った次男くん、二つのコーナーを駆け抜けると、直線ではなんと4人が横一線に並ぶ展開に!!

”差せぇ~~~!!” 思わず、心の声が叫びます(笑

1周200m、最後の直線は、まさに死闘。

気力だけ、ただ気力だけで、4人が競います。

余力がある子は、もはや一人もいないでしょう。

大歓声に包まれたゴール前。

4人には、その歓声すら聞こえません。

ただひたすら、目の前のゴールを目指すだけ。。。


そして。。。


ゴール後に見えた、青ハチマキチームの歓喜の輪で、その勝利を確信することとなりました。

そこには、決して最後まで勝負をあきらめなかったチームメイトの笑顔が弾けています。

これには、ただただ、感動をしました。

最後まであきらめない青チームの走り、死闘を尽くした4人の顔。

それは、本当に、輝いていたと思います。


”みんな感動をありがとう。”


そして、次男くん、本当によくがんばったと思います。


”オレ、自信あったよ。直線になれば、抜く自信はあったよ。”


そのたくましい言葉を言う顔は、朝の緊張した顔とは、まるで別人のように輝いていました。

私の13年間の想いに、きっと次男くんも応えてくれたんでしょうね。

最後の最後に、本当に最高の感動をもらうことが出来たこと、幸せなことだと思います。


”お父さんのお弁当のおかげ!!”


私には、そう聞こえましたよ。いや、そう思わせてもらいますね。

最後くらい、いいだろう(笑


”二人共、そして、奥様。私のお弁当に、今までお付合してくれて、ありがとう。”

13年間分の感謝を込めて。。。


お父さんより(^^)


13年お弁当全体



と。。。

長くなったので、お弁当の紹介は、また次回っ(爆


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