先週末のことです。
我が家の次男くん、浜松市の陸上競技会?、いわゆる”市陸”に挑戦をしてきました。
この大会、各学校で種目別に計測し、基準値?をクリアした選手だけ参加出来る大会のようです。。。!?
はいっ、実はよく知りません^^;
我が家の次男くん、春の運動会での大活躍が、陸上部の先生の目にとまり、春、秋と期間限定の陸上部に参加をしてきました。
6年生で170cmを超えるという体格に恵まれている次男くん。
その体格を生かした種目ということで、”80mハードル”の選択となりました。
市陸の前に行われた”部会”で、自己ベストの”13.70”?を記録した次男くん、その気持ちもノリにノッています。
そして、大会前日の夜、パンフレットを見ながら語る次男くん、こんなことを言っていました。
”オレ、大会新記録を出す!!”
んっ?
このひと言を聞いた時、私には非常に嫌な想いが脳裏に浮かびました。。。
”80mハードルの記録、13.00だから、これを狙う!!”
ちょっと、待て!!待て待て!!。。。
指導者をしている私には、そんな言葉が浮かびましたが、実際にご指導をされている先生がいることですので
余計な口を挟むことはせず、黙って送り出すことにしました。
当日、やはり朝から緊張しています^^;
ここは、いつものように、普段通りに見送ります。
”がんばれよっ!”
私がこの大会に臨む次男くんに掛けた、たったひと言です。
実は、私も会場に応援に行くつもりでいたんですが、前夜、とある学年の練習を引き受けてしまい^^;
奥様と母様を送り、自宅での留守番となってしまいました^^;
結果的には、雨で練習は中止となったんですけどね。。。^^;
家で片付けをしている私の携帯に、LINEのメッセージが届きました。
んっ?誰?
見ると、同級生、次男くんの友だちのお父さんからでした。
”バトン落とす”
。。。やっぱり^^;
最初の種目、400mリレーの予選、アンカーの次男くんは、第三走者とのバトンパスに失敗したようです^^;
まぁ、あの緊張具合からしたら、ここは想定内ですよね。
そして、”80mハードル予選”、”13.50”での圧勝だったようです。
午後からの決勝、その時間が過ぎても、なかなか連絡がありません。。。??
ん~っ。。。、何かあったな。。。
私の前日からの嫌な予感が的中してしまいました。
”失格!!”
迎えの電話をすると、そのひと言を告げられました。
この競技会、1回目はいいんですが、2回目のフライングをした選手が失格となるルールだったようです。
1回目、第三レーンの子がフライング。
仕切り直しの2回目。。。
その長い間に耐えられず、合図の前に、一歩前に出てしまったんですよね。
長い審議の時間を経て失格を告げられた次男くん、涙ながらにレーンを後にしたようです。
ここを目標に努力してきたはずが、戦わずしての敗戦となってしまいました。
でも、私にはそれは必然のような気がします。
大会新記録というのは、予選があって、決勝があって、そこをクリアして初めて辿り着けるものだと思うんです。
一つ一つ、目の前の戦いに順番に挑むこと。
一番大切なことを、忘れているんですよね。
そう、謙虚さ。
それが無ければ、勝負には勝てません。
相手と戦う前の、自分との勝負に負けてしまったようなものだと思います。
次男くんの"大会新記録”という言葉、それは自信ではなく、過信なんですよね。
そして、それは、指導者をしている私にはよくわかりますが、子ども達自身で持てる気持ちではありません。
何よりも、子ども達自身でコントロール出来る気持ちではないんですよね。
子ども達の気持ちをきちんとコントロールしてあげること。
それも、指導者としては、大切なことなんですよね。
今回の件、実はそれを象徴するようなことが、この後続きます。
さすがにかなり凹んで帰ってきた次男くん、その気持ちを切り替えてあげること、それが家庭ですよね。
ということで、夜は初めての”花札”で一緒に遊んだり、次の日は、他町のお祭りに参加させたりと
他のことに集中するような環境を作ってあげました。
楽しく週末を過ごしていた次男くん。
でもそれは、一本の電話によって、再び現実へと引き戻されてしまいました。。。
大会翌日の夜8時過ぎ、陸上部担当の先生から、次男くんに電話がありました。
5分ほど、ただ黙って聞いている次男くん。。。
嫌な予感がします。。。
余計なことを。。。、正直、私は思いました。
そして、奥様に代わり、こう告げたそうです。
”気にしないで、学校に来なさいと伝えました!!”
。。。。。。まさに、余計なことをですよね^^;
子どもなんですから、思い出させてはダメなんです。
その場で終わりにしなければ、ダメなんです。
いつまでも引きずっているのは、子どもではなく、大人なんですよね。
そうなんです。
今回の件は、指導者=大人の気持ちが先行してしまったが故にという部分が大きいんだろうなと私は感じています。
事実、この電話の後、そのストレスから、楽しい夕食をもどしてしまうという結果となってしまいました。。。(>_<)
電話の後、しばらく気分が悪いと言ったまま動けなくなってしまった次男くん。。。
良かれと思ってしてくれた電話だとは思いますが、若さ故の過ちになってしまった気がします。
自分の気持ちではなく、常に子どもの気持ち、子どものことを考えた指導。
その大切さを、私も改めて感じることが出来ました。
若い先生も、今は気がつかなくても、後になって感じてくれることでしょうね。
経験こそが、糧ですから。
まぁ、次男くんにも、いい経験となったと思います。
人は、失敗や挫折から学ぶことの方が多いんですから。
この悔しさをバネに、がんばれっ!!
お前の挑戦、いつも見守っているから。。。
雨の中の”13.50”。
この日一番の好タイム。
その記録は、思い出としていつまでも残ることでしょう。
優勝した子の決勝タイムでさえ、”13.79”なんだから。。。
胸を張れ!!(^^)
次は、NTT!!
サッカーでも、涙を流すくらいの気持ちでやって欲しいところではありますが。。。^^;
とにかく、”がんばれっ!!”
こんにちは。
良いお父さんしてますね。
また、コーチとしても素晴らしいと思います。
読んでいて涙が出そうになりました。
子供の為と思いながら、攻めてしまう自分がいます。
駄目ですよね!
失敗した時、忘れさせる。
気付きませんでした。
これからは、そう意識して子育てしていこうと思います。
コーチから広げてもらった輪で、B隊BBQに参加させてもらえる事になりました。
ありがとうございます。
楽しんできますね。(^o^)
こんばんは。
息子さんは先生の期待に応えようと頑張ったのでしょうか?
でも目標達成のために頑張ることはいい事だと思います。
成功しても失敗しても学ぶ事がありますから。
ウチの息子は、失敗して悔し泣きするほどの努力はしません。
打ち込めることがないのか、性格なのか、諦めているのか...。
「余計な口を挟むことはせず、黙って送り出すことにしました。」 なかなかできることではないです。
「夜は初めての”花札”で一緒に遊んだり、次の日は、他町のお祭りに参加させたりと
他のことに集中するような環境を作ってあげました。」 これもなかなかできることではないです。よくお子さんのことを知っていらっしゃいますね。
沢山の子供たちをコーチしてきたからこそなんでしょうね。
でも市の陸上競技に出れるなんてところが凄いです。
今回の経験がこれからの人生に必ず糧となっていくのでしょう。
失格になったことも、
指導者からの電話も、
あたたかい親心も、
すべてがよい経験になったと思います。
成功を体験することも大切ですが、
失敗を経験することも大切だと
思っています。
失敗から学べるか、学べないかが、
成長できる鍵だと思っています。
頑張れ、次男くん!
efdenさん
こんにちは。
お父さんも、今しか出来ませんからね。
子ども達は、コーチを選ぶことが出来ませんから。日々、勉強ですよ。
指導や親子関係で一番大切なことは、信頼関係だと思います。
感情で怒るのではなく、相手のことを想って叱ってあげることは、必要なことだと思いますよ。
子育てに正解はありませんから。
人それぞれでいいと思いますよ(^^)
B隊BBQ!!
私の悲願なんですが。。。
うらやましいかぎりですよっ!!^^;
dapさん
こんにちは。
メールの件、すみません、後程詳細送りますね。
先生のは、期待ではないんですよ。
ここが今回の一番のポイントなんです。
本文には書けませんでしたが、実は予選終了後、
”スタートさえよければ、記録が出る!!”
と先生から煽られたんです^^;
そりゃぁ、失敗しますよね。。。
子どもには、いかにプレッシャーを解いて、程好く緊張させてあげるかが大切なんですが、大人の想いを感じさせすぎると、それがプレッシャーとなり、力が発揮出来ないケースも多いんですよね。
やるのは子ども達なんですけどね、大人が自分の想いを重ねてしまう失敗例だと思います。
まぁ、いずれにせよ結果論なのかもしれませんが。。。
仰る通り、たくさん学んだと思いますよ(^^)
8年間続けているサッカーでは、泣いたことないんですけどね^^;
悔しさもそうですが、大観衆の前で、審議の後、失格をアナウンスされたことが堪えたようです。。。
この対応もどうかと思うのですが。。。
ougoさん
こんにちは(^^)
指導者がいる話ですからね。
信頼して任せるのみですよ。
いろんなことを伝えても、混乱するのは、子ども達ですから。
私もたくさんの失敗をしてきましたが、それが今、そしてこれからに繋がっているんだと思います。
子育てと一緒で、正解はないんですよね。
そして、経験こそが何よりも大切なことで、糧となってくれています。
参考書やガイドがそのままでは役に立たないのは、社会と一緒だと思います。
親子共に、いい経験となりました(^^)
noaさん
こんにちは(^^)
そうなんですよね、生きること、それは全てが経験なんですよね。
そして、それが明日へと繋がっているんですよね。
本当に、貴重な経験をさせてもらいましたよ。
失敗こそがチャンス。
それは、人生共通なことですよね。
ありがとうございます。
次男くんの傷は癒えてきたようですが、母親は未だにトラウマのようです。。。^^;
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