やんやんコーチのサッカー歩記

歩悠人へ

卒業、おめでとう。

６年間、ほとんど休むことも無く通い続けることが出来たこと、すばらしいことだと思います。

よくがんばったね。

６年間、あっという間だったと思うけど、たくさんのお友達にも恵まれ、病気も怪我もなく、楽しく過ごすことが出来た学校生活、決して一人の力では無かったと思います。

たくさんのこと、たくさんの人に、感謝の気持ちを持つことを大切にしてください。

１年生になる時に今のお家に引っ越してきたから、慣れないことも多く、初めは大変なことばかりだったよね。

小学校に通う練習、お父さんと学校に歩いて行ったのは覚えているかな？

ふうとは、いつでもしっかりしていたから、お父さんやお母さんが心配するまでもなく、ちゃんと一人で通うことが出来たよね。

幼稚園から一緒に来たお友達も少なく、初めは不安ばかりだったと思うけど、負けることなく、がんばることが出来たよね。

入学してからしばらくは、あすなろ幼稚園のオルゴールをずっと一人で聞いていたふうと、不安な気持ちで一杯だったんだろうね。

ふうとは、その名前にも苦労していたね。

お父さんやお母さんの願いとは違った意味でお友達にとられちゃったこともあったみたいだね。

そんなときも、ふうとは、一人でがんばっていたんだよね。

夜、一人で涙を流していたこともあったね。

それでも、ふうとは、決して自分の名前のことを、言おうとはしなかったよね。

そして、自分と同じ漢字が大きく新聞に載ったとき、本当にうれしそうな顔をしていたよね。

そんな苦労をした分、その名前にも、誇りを持ってくれていることだと思います。

お兄ちゃんとして、りくとのことも、よく面倒を見てくれたよね。

ふうとがいたから、お父さんもお母さんも、いつも安心していることが出来たんだよ。

立派なお兄ちゃんだと思います。

ありがとう。

お家のことも、二人で何でも出来たよね。

お手伝いが出来る事、立派なことだと思います。

ふうとは、本も大好きだったよね。

それもすばらしいことだと思います。

本をたくさん読み、たくさんの知識を持っているふうと。

きっとこれからの人生の糧になってくれると思います。

サッカーもよくがんばってきたね。

それも自信を持ってください。

これから新しい生活がスタートしますが、今のままのふうとでがんばってください。

楽しいことも辛いこともたくさんあると思います。

その優しい思いやりの気持ちを忘れずに、自分らしく道を歩んでいくことを願っています。

“人生を悠然と歩む”、それが、”歩悠人”への願いです。





子供の成長は、本当に早いものですね。

たくさんの仲間、そしてたくさんの笑顔に囲まれて、無事に卒業が出来ること、何よりも幸せなことだと思います。

当たり前のようですが、当たり前でいられることに、感謝せずにはいられませんよね。

春、出会いと別れの季節。。。

たくさんの思い出を作って欲しいと思います。

卒業、おめでとう。

そして、ありがとう。